あーいえば,こーいう上司に対抗する手段10+α

みたいなのを書いていこうかな.

でも,それじゃネガティブなんで,「現場のば」みたいなのを書いていこうか.

登場人物
・山田さん(上司)
・高峰くん(部下)

ここはとある組み込み現場...
ある日,高峰くんは,上司の山田さんから,Nデバイスの評価をお願いされました.

山田「高峰くん,今日からNデバイスの評価をお願い.まずは以前に評価した環境をNデバイス用にしてくれるかな?」

高峰「わっかりました.以前のアレですね」

山田「そうそう.アレ」

とりあえず,順調に評価環境を構築することができた高峰くん.
上司に報告して,次の段階に.

山田「じゃあテスト仕様作って.パラメータとか色々考えて追加して.できたら見せて」

高峰「了解っす」

高峰(よし.まずは手順だな.ITだから,エクセルファイルで使用しているAPIとシーケンスのマトリクスを作成してっと)

がんばってパソコンの前で作業をしている高峰くん.

山田さんから声がかかる.
山田「いつまでやってんの!? そんなにかかる?」

がんばって一から作っていた高峰くん.
山田さんの意識では,以前のテスト仕様書にパラメータ振りや新規項目を追加する程度だと考えていたようです.

業務では効率を一番に考えないといけません.
過去の資産をできるだけ有効活用するのは常用です.

注意されるだけならまだしも,今回のテストする意味や実力不足のことまで,小言を言われる始末.


高峰くんは,山田さんの「テスト仕様作って」との言葉に惑わされたようですね.
インプットとしては,「以前のテスト仕様書に項目とかパラメータ振りを追加する形で作成して」と言えば,通じたはずですね.
部下には的確な情報をインプットしないととんでもない方向に進んでいく場合があります.


高峰くん.
テスト仕様を作成後,Nデバイスのテストを実施します.

しかし,トラブルが発生して,うまく動きません.
高峰(時間もないし,まずは山田さんに報告だな)
高峰「山田さーん.なんかうまく動かないんですが」

山田「何が動かないの? どこでエラーが出てるの?」

高峰「とりあえず,課題が発生したので,報告だけしておこうかと...」

山田「だったら,最低限みるところは見て,それでこうしますっていうように報告しないと.単に動かないだけ言われても困るよね」

高峰(報告はある程度解析してからか...)

しばらく解析を続ける高峰くん.
残業時間に入っていってます.

山田「まだかかってるの!? 課題があったらすぐに報告してよ! それにに勝手に残業しちゃだめだよ! どうするか相談しないと!」

そうです.
経営が厳しい状況だと,簡単に残業をさせてもらえません.
またサービス残業で残ることも禁止されています.
責任者の判断が必要なため,日程的・時間的な課題が発生した場合も相談しましょう.

1.遅れているから残業で対応します・・・NG!
2.次の業務を効率化して,その間で対応します・・・・できるの?
3.他のリソースを割り当てます・・・他のリソースは居ません

結局どれを言ってもNGなため,閉口してしまった高峰くん.
でも結局上司も,残業で対応するようにするんですよね.

山田「その課題オレがやっとくよ.」

しばらくして,山田さんから「あー,できたから」との報告が.
山田「15分もあればできる仕事だよね.一日もかかんないよ」

高峰(そりゃ動かすだけならできますよね.結果とか残して成績書作成するのに時間かかるし,実装時間も必要でしょう?)

ふてくされている高峰くん.
ですが,課題を解決できたのは山田さんのお陰.
ここは素直にお礼を言っておきましょう.


★まとめ
(部下側)
・過去の資産を流用する(効率が一番)
・報告の仕方は,「なんちゃらなので,こうしようと思っています.よいですか?」の形式
・日程的,時間的な課題が発生した(しそうな)場合はすぐに相談する
 (どのようにリカバリするか?)

(上司側)
・インプットは丁寧に詳細に行う(部下の混乱を避ける)
・モチベーションを下げることを言わない